交流分析に興味を持った理由

個人的に若い頃から「心理学」には多少興味を持っていたのですが,大学で専攻したのは何故か「社会学」。

 

その後普通に就職し,普通に仕事をし。。勤め先が広告代理店だったので「大衆心理」的な部分にわずかばかりの興味を持ちながらも,特に勉強することもなく。。


そのうちに珈琲店を開業して5~6年経った頃のこと。

 

お客様の中に「心の状態」が弱っていると思われる方の数が明らかに増えてきており,そういった方としっかりコミュニケーションをとるために独学で心理学を学び始めた中で,とあるお客様に「パーソナリティ障害傾向」が見られることに気付きました。


そこで今度は「パーソナリティ障害」に絞ってさらに勉強を続ける中で,「パーソナリティ障害傾向」を診断するテストがあることを知り,複数のテストを調べているうちに,それほど症状が深刻ではない,ノンクリニカルなレベルでの「パーソナリティ傾向診断ツール」としてのエゴグラムの存在を知るに至ったのです。


独学レベルのいい加減な知識で触れた「エゴグラム」は実に衝撃的で,自分で試したエゴグラムによってこれまで気付いていなかった(気付いていないフリをしていた?)自分の性格特性を突きつけられ,まさに目からウロコが落ちまくり。。


飛びつくように「エゴグラム」の背景にある「交流分析」の理論に興味を持ち,ネットで検索しまくって見つけた記事を読み漁り。。すっかり「交流分析」の奥深さに魅了されてしまった。。のです。


その結果,独学では満足出来なくなり,ちょうど珈琲店のテナント契約満了の時期と重なったタイミングで昨年(2010年)7月に店の営業を終了し,8月に「交流分析士2級」の集中講座(1ヶ月)を受講して9月に2級資格を取得。11月から「交流分析士1級」講座(5ヶ月)を受講して2011年4月に1級資格を取得。。


とりあえずこれ以上の資格(インストラクター)を目指すつもりはないのですが,これからも自分のペースで「交流分析」の奥深さを学んで生きたいと思っています。


何よりも,「交流分析」の一番の魅力は


「過去と他人は変えられない。変えることができるのは,今,ここの自分だけである」

 
という信念のもと,「自分を変える」ことで対人関係におけるミスコミュニケーション(コミュニケーションエラー)を減らすことを可能にする心理学である。


という点でしょう。


どうです?ここまで読んでみて興味を持った方がいらっしゃいましたら,是非NPO法人日本交流分析協会のホームページ( http://www.j-taa.org/ )をご覧になってみてくださいね。