Shot Bar探索 番外編 

BAR HERMIT Bourbon Side 【VOL.4】

 

Ken's Bar探索の報告も兼ねて、約1ヶ月ぶりにHERMITへ。

 

本日の一杯目は気分を変えてジントニックではなく、ミントジュレップ(バーボンベースのカクテル)をオーダー。

と、店長の向山さん、さりげなくベースに使ったWoodford Reserveのボトルのラベルをこちらに向けて何やら意味ありげな表情です。

「ん?」と思いつつ、「ベースにWoodford Reserveを使うのには理由があるんですか?」と質問してみると。。

 

「ミントジュレップっていうのはケンタッキーダービーのオフィシャルドリンクなのですが、ケンタッキーダービーが開催されるチャーチルダウンズ競馬場のオフィシャルバーボンがWoodford Reserveなんですよ!」とのこと。

 

ははん。まさに「ザ・薀蓄」。勉強になりました。こういう会話もShot Barの醍醐味っすよね。

 

オリジナルレシピのミントジュレップはミントの香りとWoodford Reserveのフルーティーな香りがとても心地よくて暑い時期にはぴったり!ただ、昨晩の自分にはちょっと甘かったかな。

もう少し疲れて身体が糖分を求めているときには最適かもしれないのですが、次回はもう少し甘さを抑えてもらうようにしよっと。

 

で、二杯目はKen's Barの松山店長が好きだと言っていたBuffalo Traceをロックで。

初めてのBuffalo Traceは「程よいスパイシーさ」と「程よい甘さ」で、
「コーン独特の風味」を存分に味わえる、まさに「正統派Bourbon」といった感じ。

カクテルのベースとか、一杯目に最適。。の印象でしたが、「香り重視派」のわたくしとしてはちょっと香りに物足りなさを感じてしまいました。

 

続いて、三杯目はHERMITの「今月のお薦め」となっていた1792 Ridgemont Reserveを。

これまた初めてのトライになりますが、甘い香りとまろやかでやさしい口当たりは、わたくし好み。でも、こちらもちょっと個性が弱いかな。。

 

と思っていると、向山店長から「実は是非飲んでいただきたいお薦めがあります!」とのお誘いが。。

 

「わたしが大好きなBourbonなんですが、なかなか手に入らなくて。。やっと仕入れたので、特別なお客様だけにお薦めしてます」とのこと。

 

「特別なお客様」って。。わたくしも客商売やってましたので「本気で受け止める」ことはしませんが、でも、言われて嫌な気分はしないっすよね!向山店長、流石の接客です!

 

で、奥から店長が大事そうに抱えてきたのは I.W.HARPER 101。確かにこのボトルは見たことないです。

通常のI.W.HARPER(ゴールドメダル)が80プルーフ(アルコール度数 40度)、I.W.HARPER 12Yeasが86プルーフ(43度)ですから、101プルーフ(50.5度)ってのはHARPERの中ではかなりアルコール度数が高いことになります。

ということは、「ゴールドメダルをガツンとパンチを効かせた感じなのかな?」と思っていたのですが、香りを嗅いだとたんにビックリ!!

 

なんということでしょう!!

 

よくBourbon特有の甘い香りを「バニラのような香り」と例えるのですが、これまで嗅いだどのBourbonよりも「ザ・バニラ!!」な香りで、大げさでなくスイーツみたいな香りです。ゴールドメダルとはまったくの別物ですね。

 

で、飲んでみると、度数にふさわしくない口あたりのまろやかさと口の中に広がる甘さも独特で、こりゃ、いきなりわたしのFavorite Bourbonリストに「ランクイン」確定かも!!

後に残る余韻も含め、これ、すごく好きです!男臭い武骨なBourbon好きにはお薦めしませんが、まろやかな甘い女性的なBourbonがお好きな方には絶対お薦めです!

 

この素敵なBourbonがもう10年以上前に終売になってしまっているなんて!!ほんと、残念です!!

 

以上4杯、おつまみなしで6,000円強。やっぱり I.W.HARPER 101がちょっとお高めだったみたい(1Shot 2,000円弱くらい?)ですが、今日も素敵なBourbonに出会えて大満足!

またI.W.HARPER 101飲みにいきます!!


BAR HERMIT WEST

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