Shot Bar探索第13弾。新宿三丁目「Le Parrain(ル・パラン)」
ついに、行きつけにしたいBar3店舗目を見つけちゃいました。
以前、BAR HERMIT BOURBON SIDEに再訪した際に
>後は、珍しいGinを飲ませてくれるBarと絶品のCocktailを飲ませてくれるBarを見つければ新宿Barコンプリート!!ですかね。
と書いたのですが、その、「絶品のCocktailを飲ませてくれるBar」を見つけました!!
新宿三丁目探索2店舗目。「The God Father」のフランス語訳である「Le Parrain」を店名に冠しているこのお店。
明日に向かって撃て(1969)、ゴッドファーザー(1972)、燃えよドラゴン(1973)によって「幼少期の人格形成に多大な影響を受けた!?」わたくしとしては、店名からして見逃すことが出来ません!
新宿三丁目C4出口そば、末広亭の隣にある石井ビルの3階(1階は「とときち」という居酒屋です)にあるこのお店。重厚な扉(この時点でBar未経験者にはかなりハードル高いです)を開けて入店すると、店内はカウンター8席+テーブル席2席+(奥に6名くらい座れる半個室のソファー席あり)の程よい広さ。バロック音楽がBGMで流れる中、2名のバーテンダーが上品に出迎えてくれます。
まずはお決まりのジントニックから。Gordon+SchweppesのTonic Waterという、極めて標準的な組み合わせで作られるジントニックは「!!?」。。ハハン。。このバランスの良さは只者ではないですね。とてもおいしゅうございました「◎」。
2杯目をオーダーするにあたりカウンターの奥を見まわしてみたところ、酒棚のボトルラインアップにあまり威圧感を感じなかったので「このお店はカクテルがメインなんですか?」といきなり不躾な質問。すると、「はい。正直ボトルの品揃えにはそれほど自信がないです。カクテルをオーダーいただくお客様が多いですね」とのご回答。
「ちなみに、どんなカクテルが人気なんですか?」と立て続けに質問してみたところ「お客様の好みによっていろいろですが。。サイドカーを好んでいただいているお客様が多いかもしれません」とのこと。。
では。。ということで、2杯目はサイドカー(ブランデー+ホワイトキュラソー+レモンジュース)をオーダー!
正直、人生でそれほどサイドカーを飲んだ回数は多くないのですが、元バーテンダーとして「スピリッツ+ホワイトキュラソー+レモンジュース」の組み合わせのカクテルが、ド定番でありつつも、非常に味のバランスをとるのが難しいカクテルであることは熟知しております。
で。。一口飲んでみた感想は。。「!!!!!」。。大げさでなく、こんなにバランスの良い、美味しいサイドーカーをこれまでの人生で飲んだことがありません。こいつは本物です。
思わず、店長の本多さん(名刺もらっちゃいました)に聞いてみると、やはりご自身も一番好きなカクテルが「サイドカー」だとか。
ついでに、「自分はバーボンが好きなんです」と伝えてみると、「あ。それであれば、比較的珍しいボトルありますよ」と棚の奥から出してきたのは「Maker's Mark Cask strength」!!
これは、前回Ken's Barで飲みそこなった逸品!迷わず3杯目にロックでオーダーいたしました(本当はストレートで飲むべきお酒なんですけどね。自分にはアルコール度数56.6度はストレートでいただくにはちょっと強いので)。
これがまた、通常のRed TopのMaker's Markとは全く異なる芳醇な香りで、なんとも美味!!
満足度120%の初探索でございました。
以上、3杯。フードオーダーなしで5,700円也。バーテンさんのスキルと、お通しのミックスナッツがわんこそば状態(空になると自動的に補充していただける)で出てくることを考えると、こいつはかなり格安なんじゃないでしょうか!?
美味しいカクテルをいただきに、必ず再訪します!!
ちなみに、わたくしの「行きつけにしたいBar 2店舗目」の「Bar BenFiddich」の鹿山店長も実はこのお店の常連さんらしいです。BenFiddichもそろそろ再訪しなきゃいけないな。。!
※追記※
入店時、わたくし以外に先客としてカウンターに座っていた3名が、全員シガーをたしなんでおりましたので、シガーの香りが苦手な方にはこのお店は辛いかもしれません。
また、常連の多いお店特有の「一見さんには肩身の狭い」雰囲気も少なからずありますので、そこに割り込む「図々しさ」を身に着けていないとちょいと居心地悪いかも。。です。
Le Parrain
新宿区新宿3-6-13 石井ビル 3F
03-3358-8432